看板には姫崎ホテルと・・・・廃ホテルでしょうか
明らかに人の手が入っていない感が。。。。。
これは夜になったらちょっと怖いですね
倒れそうな看板のある寂れた駐車場・・・・しかも誰もいないんですけど(・_・;)エ~・・・
寝袋・テントなど宿泊荷物をバイクから降ろして、タイヤにロックを掛けてキャンプ場へ。。。
駐車場から先は車等の乗り入れ禁止なので少しだけ歩きます。
すると右手には日本最古の鉄製灯台である姫崎灯台。
姫崎灯台は明治28年12月10日に佐渡の灯台第一号として点灯しました。
そして先程も書きましたが日本最古の鉄製灯台で歴史的・文化的価値の高い灯台として国際航路標識協会から『世界各国の歴史的に特に重要な灯台百選』に選ばれています。
国内では他に神子元島(静岡)、犬吠崎(千葉)、出雲日御碕と美保関(島根)の灯台が選らばれているそうです。
姫崎灯台を横目にそのまま進むと眼前に海の広がるキャンプ場が姿を現しました。
右側にはテントを建てる場所。
その反対側に炊事場。
トイレはこちらの姫崎灯台館の横にあります。
海を背にキャンプ場を見るとこんなカンジ。
海に近づくと観光スポットの大きな岩の竜王岩が見えます。
伝説では
佐渡に流された順徳上皇が舟遊びの最中に誤って短刀を海中に落としました。
そしてその短刀を海中から竜王が捧げて現れ、上皇に差し出し、喜んだ上皇が竜王岩と名づけた。
とされています。
キャンプ場を真っ直ぐ進むと階段があり、海を一望出来る展望台もあります。
無料のキャンプ場で、しかもこのロケーション・・・・
最高です
でも・・・・でもでもでも~!!
やっぱり誰もいないのは・・・(>_<)イヤァァァ~!!!
こんな誰もいないトコに一晩とか怖過ぎです
まぁ、今更そんなことを言ってても始まらないのでテントを設営開始
まずは大事な儀式!
ココをキャンプ地をする~!(`・ω・´)/
さぁ、始めましょうw
しかしここからが手間取りました
何せテントを一人で組み立てるのは始めてだったので・・・(^_^;)
説明書通りにインナーテントを広げ、中に組み立てたロッドを通します。
次にテントを持ち上げてひっくり返します!
ブルーシートみたいな生地の部分が雨・風を防ぐわけですからね
そしてテントをおっ立てますが・・・・・アレ?
立たないぞ????
上手い事ロッドを湾曲されられません(・_・;)ウ~ン・・・
そうだ!(・ω・*)!
先にロッドの端をペグ打ちして固定すれば上手い事曲がるはずだ!!
・・・・しかしそれでも上手くいきません・・・(>_<)ヒーン
ここまででスデに30分経過~
同じテントを買った人のレビューでは「15分くらいで設営できる」と書いてあったのですが。。。
・・・・軽く途方に暮れました。
本当は「テントで苦戦するだろうけどそんな時は周りのキャンパーに教えてもらおう!」と
甘い考えを持って今回の佐渡キャンツーを開始したのですが。。。
それがですよ?
着いてみたら誰もいないという事実w
はぁ~・・・・どうしたら良いもんかと(ーー;)ムムム
結果。
しょうがない!
取り合えず・・・動画でも撮るか(?)という結論に至りましたw
え?
えぇ。
現実逃避ですが何か?w
という訳でキャンプ場を動画で紹介します
こんな事をしていると「水曜どうでしょう」名物ディレクター藤村Dの言葉が頭をよぎりました。。。
「12時までに宿が見つからなかったもうその場で寝るぞ!」
12:00
「おい!このバカヤロウ!よく聞け!・・・ココをキャンプ地とする!!」
「いいか?ドイツだ今ココは!
いいか?よく聞けよ!ドイツで我々は今からこの道端でテントを張るって言ってるんだ!」
僕の場合で当てはめると日没までにテントを張れなければ炊事場で
蟻やら蜘蛛やら蚊やらにまみれながら寝袋で寝る事になりそうです(+_+)
というか、そういう覚悟を決めました・・・o(TヘTo) クゥ
こうなったら動画なんて撮って遊んでる場合ではありません!!
再びテントを設営すべく作業に取り掛かりましょう
そして作業を再開して10分ほどした時です・・・・
私、大事なことに気が付きました
このシート生地って・・・床じゃね?Σ(゚口゚;)//アッ!
と。www
そうなのです!
このブルーシートみたいなビニール生地は上ではなく下に来る部分だったのです!!
え?
当たり前だろ!!って?
・・・・・・いや~、思い込みって怖いですね(爆
このことに気が付いてからは作業は簡単♪
15分ほどで無事にテント設営完了です
設営時間は1時間・・・・掛かり過ぎ(-_-;)
まぁ、コレで憶えたので次回からはバッチリ・・・・のはず(汗
テントが立ったんでこれでやっとか夕食~
こちらが今晩のディナーです。
キャンプ場に備え付けてあるベンチに座って海を眺めながら食べましたが・・・・・・
美味しくない
といっても弁当自体が不味いわけじゃないんですよ。
ただ一人っきりで食べるご飯の味気ない事、味気ない事
なので弁当を食べてからそうそうにテントに潜り込みましたよ(ーー;)
誰だ!ソロキャンプが楽しいなんて言った人は!!
・・・・ってか
1人でもウインナーとかをジュ~ジュ~と焼きながら
夕食を食べるのが楽しいソロキャンなんでしょうね。。。
テントの明かりはニトリで買った500円のランタンを使いましたが
ソロキャンに使うには十分な性能でした。
そんな明かりに照らされながら明日の工程をチェック
予定では
ここから西の相川方面に行き北部をグルッと観光して周って両津の佐渡汽船ターミナル。
ターミナル内にある「海鮮横丁」というレストランでブリカツ丼を食べてフェリーに乗る。
というカンジです。
・・・・・が、パンフを眺めているとこんな一文が目を引きました。
「佐渡の最北端 弾埼灯台」
そう・・・・・
最・北・端!
これは行っておかなければ
待てよ・・・。
ここは島な訳だから最北端があるのであれば東端・南端・西端があるはず
地図を広げてみると南端・西端は小木にある沢崎鼻(さわさきはな)灯台。
東端は現在いる姫崎灯台と判明。
これは行くしかないでしょ! キャーヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃キャー
というわけで明日は走り重視で観光しながら県道45号佐渡一周コースに変更♪
決まったところで炊事場に行き、汗を流しました。
まぁ、濡らしたタオルで体を拭いただけなんですけどね(^^ゞ
歯も磨いて準備完了!
あとは寝るだけです(^^♪
怖いので炊事場の電気はつけっ放しにさせてもらいました。
テントに戻りランタンの明かりを消すと炊事場のオレンジの電気がうっすらと見えイイカンジ
そして目を閉じました。
・・・・ガサガサガサ。
Σ( ̄ロ ̄lll)ビクッ
か、風で木々が揺れる音か・・・・・。
・・・・・モゾモゾモゾ。
Σ( ̄ロ ̄lll)ビクビクッ!
テントの外側を虫が登ってる音か・・・。
・・・・・・ボ~~~~~。
Σ( ̄ロ ̄lll)ビクビクビクッ!
今度は遠くの船の音かぁ・・・・。
・・・・・ゴニョゴニョゴニョ。
Σ( ̄ロ ̄lll)ビクビクビクビクッ!
え?
人の声??
気のせいかな・・・・。。。
ダメだ!
怖くて寝れねッス(ToT)
あまりにも怖いので気分を落ち着ける為に外に出てみました。
この辺は民家も無く、明かりも少ないので空には満点の星空が広がり綺麗です
海の向こうではイカ釣り漁船?の小さな明かりがイイカンジ
そして極め付けはなんといっても暗闇を照らす一条の光を発する姫崎灯台
昼間見たときは「あぁ、灯台だね」くらいしか思いませんでしたが
夜の姫崎灯台は凄くカッコいいです
本来の灯台の楽しみ方って夜に見るものなんですね('▽'*)ニパッ♪
はぁ~
怖くなくなりましたよ~。
この素敵な風景を1人占めですからね~!ヾ(≧∇≦*)〃ウフフフ
・・・・・なんてのも少しの間だけでやっぱり怖い。・゚゚ '゜(*/□\*) '゜゚゚・。 ウワァーン!!
あんまりにも怖いわ、寂しいわで思わずキャンプの先輩イトゥーさんにメールしちゃいまいたよw
なんとか10時過ぎには眠りに付いたのですが異常に眠りが浅く
しかも良い夢と悪夢を交互に見ながら30分おきに目が覚めます(滝汗
一番長く寝たので1:00~2:40の1時間40分だけであとはもうもうもうでした(ーー;)
結果、ほとんど寝れないまま朝の3:40に起床。。。
空が少し白んで来ました~(^^♪
歯を磨き、顔を洗って地図を今日のルートを確認しているとドンドンと明るくなってきましたよ~!
AM4:30には朝日が昇り始めました('▽'*)ニパッ♪
朝日が作った陽の道を船が横切る光景を見てここで一句。
「陽の道と 静かな海の 美しさ 船人達を 優しくつつむ」
シャムきち 心の俳句
いやぁ~、夜明けっていうのは希望ですね(^^)ウンウン
夜の恐怖があったので余計にそう思いますわ。
ラジオ体操の歌「新しい朝が来た♪ 希望の朝だ♪」が身に染みました(*^_^*)
朝日を見ながらまったりゆっくり
朝ごはんには昨日食べなかったポテチをバリバリと。
そして朝露と僕の熱気で結露したテントを乾してからテントを片付けました。
早朝でまだ回ってる姫崎灯台を撮影。
寝不足ではありますが清々しい気持ちでAM6:00に姫崎キャンプ場をあとにしました。
初日走行距離 223,9km
次回に続く。
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