１０年かけてゆっくりと

時折こんな事を思うことがあります。

「〇〇ってなんで〇〇って言うんだろ？」

言葉や文字には語源がありますが、それがちょっと気になったりするんですよ。

だからと言って特に調べる訳でもないですが・・・。

ただ妄想します(笑)



さてさて、この度考えてたのは『滝』。

実は春先に菅谷不動尊に行った時に考えてたんですけどね（汗

その菅谷不動尊の裏手には「みたらしの滝」というタニシにまつわる伝説が残る滝があります。

滝といっても上から轟々と落ちるソレとはちょっと違うのでそういう滝をイメージして参拝に行かれてもクレームは一切受け付けませんので（爆
（チョロチョロっと出てます）


話を戻します。

んで、それを見ながら「滝ってなんで滝って言うんだろ？」と思ったのでした。


『滝』

字で見ると「さんずい」に「竜」と書きます。

成程！
要は「水龍」なのですね。

恐らく昔の人はこの滝を下から見た時に竜の様に見えたのでしょう。

その姿は水辺に佇む竜なのか、それとも天高く昇る竜なのか・・・。
どちらもアリだと思います。


滝と竜には接点があります。

例えばこんなお話。

５月５日の「子供の日」に鯉幟を飾るのは子供の立身出世を祈願する為。（確か）
「滝を昇った鯉は竜となり大空へ飛び立つ」という伝説にあやかった習わしです。

例えばこんな信仰。

滝もしくは水辺にいる水神様の為に小さな社を建てて参拝する。
水神様の姿は竜ですよね？


こんな接点から見ても『滝』は「水龍」が語源なんだと想像出来ます。



じゃあ、『竜』とはなんぞや？

と、思いましてまたまた考えてみました。


竜は神様の使いだったり、怖い怪物だったりと全く真逆の扱われ方をしますよね。
人間にとっての竜は「恐怖する物であると同時に畏怖の念・・・要は尊敬する物である」と言えます。


それって「自然」の事なんじゃないかと考えました。

自然は人に食物をもたらし、水をもたらす。
全ての生き物が生きていく上で必要な物、全てを恵んでくれます。

しかし、それと同時になんとも呆気なく
全ての営みを初めから無かったかの如く無に帰すのが自然です。


その自然を恐れながらも感謝する為に人は形を創り
竜という神獣を創造したのではないかと思いました。


有名な所では出雲のヤマタノオロチも竜ですよね？
ヤマタノオロチって一説では出雲を流れる川がその正体ではないか？と言われてます。
その川は大昔、氾濫を繰り返していた川でその荒ぶる姿にヤマタノオロチという怪物を創造し想像させたのでしょうね。

詳しくは出雲観光ガイドを参照。

こんな話を思うとやはり「竜」とは
「人が「自然」という漠然とした形なき物に形を与えたものなのかなぁ？」と思うのです。


そうすると『滝』の水神様に話が繋がります。

水神様は水の神様。
その姿は竜。
竜とは自然に人が形を与えたもの。

故に人は水神様に（自然に）恵みの雨や豊作や
自分の力ではどうしようもないもの（幸運、子宝など）などを祈り、感謝し、
災害などは水神様の（自然の）怒りと考えて恐れ祈ったのではないかと・・・。


まぁ、信仰の対象は水神様に限らず色々ありますが今回のテーマは『滝』なので
その信仰の中の一つの考え方として捉えてくれればOKです。



そんな事をね！
春先に妄想してたんですよ


とか言ってみる。