2012年06月20日
台風でしたなぁ~
ツクツク♪テンテンテン♪
はい、ど~も~(´∀`*)
失笑亭シャムきちでござる・・・じゃなくて、ございます(笑)
昨日は野分・・・あ~、今で言う所の台風が猛威を奮ってましたね。
幸いこちらでは被害もなく安堵しておる所です。
自然の力というのは怖いものですなぁ。
怖いものと言えば昔からあるのが地震、雷、火事、親父という言葉。
しかし私が中でも怖いのが雷ですなぁ。
一杯やって夜遅くに家の玄関を開けた拍子に落ちる女房殿の雷の怖いのなんのって(笑)
はい、ど~も~(´∀`*)
失笑亭シャムきちでござる・・・じゃなくて、ございます(笑)
昨日は野分・・・あ~、今で言う所の台風が猛威を奮ってましたね。
幸いこちらでは被害もなく安堵しておる所です。
自然の力というのは怖いものですなぁ。
怖いものと言えば昔からあるのが地震、雷、火事、親父という言葉。
しかし私が中でも怖いのが雷ですなぁ。
一杯やって夜遅くに家の玄関を開けた拍子に落ちる女房殿の雷の怖いのなんのって(笑)
さてさて、江戸のとある長屋に住む熊さんと八っつぁんが今日も今日とて飲み屋で一杯やりながら他愛の無い話に花を咲かせておりました。
熊「今日は嫌に風が強いな」
八「熊さんよ!どうやら野分らしいぜ」
熊「そうかい・・・」
八「俺ぁ~、野分ってのが一番怖~んだよなぁ」
熊「お?野分のなにが怖いんでぇ。俺ぁ~、あんなモン一杯やって寝てりゃ気にもならねぇぜ?」
八「風が強くておっかねぇじゃねえか!ガタゴトと家を揺らすあの風がよ!!」
「それに俺ぁ見た事があるんだぜぇ。野分でやられた村をよ!あれは酷いもんだったよ」
熊「成程なぁ。でも俺が一番怖いのはアレだね。」
八「アレ?」
熊「おぉ。アレよ!!ウチのかかぁよ!!」
八「おめぇんトコの女房がなんで怖いんでぇ?気の利くイイ嫁じゃねぇか」
熊「八っつぁんよ。おめぇさんは独り身だから知らねぇだけさ」
「それによ?この間、俺が家で昼寝をしてた時の事だが、ウチのかかぁが神棚に向かって何かブツブツ言ってるのが聞こえたのよ」
「俺ぁ、うるせぇなと思いながらも狸寝入りしながら何言ってんのかジッと耳を澄ませて聞いてたんだがな、かかぁは『ウチの人が元気に働けますように』って言ってたのを聞いて俺ぁ~ゾッとしたね!!」
八「何でよ?誰が聞いてもイイ嫁じゃねぇか?」
熊「たまの休みに家で羽を伸ばしてる俺によ?更に働けって祈ってたんだぜ?!」
「あんまりゴロゴロしてるとその内に多額の保険金でも掛けて殺されるんじゃねぇかって気が気じゃねぇ訳よ」
八「熊さんよ。この時代に保険金っていう制度はねぇんじゃねえか?」
熊「八っつぁんよ!細かい事を気にしてると早死するぜ?人間、もっと大らかに生きなきゃ~よ」
ビュ~~、ガタン、ゴトン
八「おっと・・・いけねえ!風が更に強くなって来やがった!!」
「悪ぃがここいらでお開きにしようや?な?」
熊「そうさなぁ。俺も大分飲んじまったし、お開きにするかい!!」
八「親父。勘定たのまぁ!!」
親父「へい。え~と・・・・・25文になりやす」
熊&八「おいおい、2人して随分飲んじまったじゃねえか?!」
熊「俺ぁ、15文しか持ってねぇが・・・八っつぁんはいくら持ってんだい?」
八「野暮な事を聞くんじゃねえや!!俺ぁ~、一銭も持ってねぇよ!」
熊「するってえと何か?八っつぁんは始めから俺に奢られに来てたってのか?」
八「熊さんよ?随分と寂しい事聞いてくれんじゃねえか。」
「今日は奢って貰う気で来たがな?次は俺が奢ろう!って思ってたんだぜ!!」
熊「八っつぁんよぉ。おめぇさん前も俺に同じ事言ってたぜ?」
八「・・・・まぁ、気にするねぇ。小さい事を気にしてたら早死するぜ?」
熊「しょうがねぇ野郎だなぁ。」
「八っつぁんよ、どちらにせよ金が足りねぇからちょっと家に言ってかかぁに金を持って来させてくれねぇか?」
八「おう!任せときな!!」
そう言うと八っつぁんは大急ぎで熊さんの家に行き「これこれこうで・・・」と説明をして飲み屋に熊さんの女房を連れてったんですなぁ。
八「ゼェゼェ。熊さん、連れてきたぜ」
熊「おう!来たか!悪ぃがあと10文足りねぇんだよ。頼むぜ、かかぁよ」
女房「全く・・・いい年して私ぁ子供の使いじゃないんだよ!!」
「親父さん、スミマセンでした。じゃあ残りの10文を・・・」
親父「いやいや、こっちは払うものさえ払ってくれればそれでイイですから。」
「へぇ。確かに全部で25文・・・頂きました。毎度!」
女房「ほらっ、あんた早く行くよ!!あんたには言いたい事が山ほどあるからね!!」
熊「いでででで!!おいっ、耳を引っ張るなよ!いでっ!!」
八「なぁ、熊さんよ。俺ぁ、さっきの言葉を訂正するぜ」
「やっぱり一番怖いのは女房だな。俺ぁ、嫁はいらねえや」
熊「いでで!!八っつぁんよ。分かってねぇな、おめぇもよ」
「これも一つの幸せの形ってヤツだぜ」
お後がよろしいようで<(_ _)>
※失笑亭シャムきちは架空の人物ですw
長いw
掴みの小話が長くなったので本文は手短に
台風、過ぎましたね。
こちらは少し風は出たものの至って平和そのものでした(^^♪
こうして少しずつ夏の足音が聞こえてくるんでしょうな~
熊「今日は嫌に風が強いな」
八「熊さんよ!どうやら野分らしいぜ」
熊「そうかい・・・」
八「俺ぁ~、野分ってのが一番怖~んだよなぁ」
熊「お?野分のなにが怖いんでぇ。俺ぁ~、あんなモン一杯やって寝てりゃ気にもならねぇぜ?」
八「風が強くておっかねぇじゃねえか!ガタゴトと家を揺らすあの風がよ!!」
「それに俺ぁ見た事があるんだぜぇ。野分でやられた村をよ!あれは酷いもんだったよ」
熊「成程なぁ。でも俺が一番怖いのはアレだね。」
八「アレ?」
熊「おぉ。アレよ!!ウチのかかぁよ!!」
八「おめぇんトコの女房がなんで怖いんでぇ?気の利くイイ嫁じゃねぇか」
熊「八っつぁんよ。おめぇさんは独り身だから知らねぇだけさ」
「それによ?この間、俺が家で昼寝をしてた時の事だが、ウチのかかぁが神棚に向かって何かブツブツ言ってるのが聞こえたのよ」
「俺ぁ、うるせぇなと思いながらも狸寝入りしながら何言ってんのかジッと耳を澄ませて聞いてたんだがな、かかぁは『ウチの人が元気に働けますように』って言ってたのを聞いて俺ぁ~ゾッとしたね!!」
八「何でよ?誰が聞いてもイイ嫁じゃねぇか?」
熊「たまの休みに家で羽を伸ばしてる俺によ?更に働けって祈ってたんだぜ?!」
「あんまりゴロゴロしてるとその内に多額の保険金でも掛けて殺されるんじゃねぇかって気が気じゃねぇ訳よ」
八「熊さんよ。この時代に保険金っていう制度はねぇんじゃねえか?」
熊「八っつぁんよ!細かい事を気にしてると早死するぜ?人間、もっと大らかに生きなきゃ~よ」
ビュ~~、ガタン、ゴトン
八「おっと・・・いけねえ!風が更に強くなって来やがった!!」
「悪ぃがここいらでお開きにしようや?な?」
熊「そうさなぁ。俺も大分飲んじまったし、お開きにするかい!!」
八「親父。勘定たのまぁ!!」
親父「へい。え~と・・・・・25文になりやす」
熊&八「おいおい、2人して随分飲んじまったじゃねえか?!」
熊「俺ぁ、15文しか持ってねぇが・・・八っつぁんはいくら持ってんだい?」
八「野暮な事を聞くんじゃねえや!!俺ぁ~、一銭も持ってねぇよ!」
熊「するってえと何か?八っつぁんは始めから俺に奢られに来てたってのか?」
八「熊さんよ?随分と寂しい事聞いてくれんじゃねえか。」
「今日は奢って貰う気で来たがな?次は俺が奢ろう!って思ってたんだぜ!!」
熊「八っつぁんよぉ。おめぇさん前も俺に同じ事言ってたぜ?」
八「・・・・まぁ、気にするねぇ。小さい事を気にしてたら早死するぜ?」
熊「しょうがねぇ野郎だなぁ。」
「八っつぁんよ、どちらにせよ金が足りねぇからちょっと家に言ってかかぁに金を持って来させてくれねぇか?」
八「おう!任せときな!!」
そう言うと八っつぁんは大急ぎで熊さんの家に行き「これこれこうで・・・」と説明をして飲み屋に熊さんの女房を連れてったんですなぁ。
八「ゼェゼェ。熊さん、連れてきたぜ」
熊「おう!来たか!悪ぃがあと10文足りねぇんだよ。頼むぜ、かかぁよ」
女房「全く・・・いい年して私ぁ子供の使いじゃないんだよ!!」
「親父さん、スミマセンでした。じゃあ残りの10文を・・・」
親父「いやいや、こっちは払うものさえ払ってくれればそれでイイですから。」
「へぇ。確かに全部で25文・・・頂きました。毎度!」
女房「ほらっ、あんた早く行くよ!!あんたには言いたい事が山ほどあるからね!!」
熊「いでででで!!おいっ、耳を引っ張るなよ!いでっ!!」
八「なぁ、熊さんよ。俺ぁ、さっきの言葉を訂正するぜ」
「やっぱり一番怖いのは女房だな。俺ぁ、嫁はいらねえや」
熊「いでで!!八っつぁんよ。分かってねぇな、おめぇもよ」
「これも一つの幸せの形ってヤツだぜ」
お後がよろしいようで<(_ _)>
※失笑亭シャムきちは架空の人物ですw
長いw
掴みの小話が長くなったので本文は手短に

台風、過ぎましたね。
こちらは少し風は出たものの至って平和そのものでした(^^♪
こうして少しずつ夏の足音が聞こえてくるんでしょうな~

Posted by シャムきち at 21:20│Comments(6)
│雑記
この記事へのコメント
上手いですのぅ~~(*'∀'人)☆
いやホント。噺家になれるんじゃ?w
自分なら一言一言辞書引っ張りながらじゃないと、こんな長文書けませんw
忌み嫌う台風、でもその通り!
通り過ぎるたびに季節の変わり目がやってきますよね!
もう少しの辛抱でしょうか^^
ちなみにこの時期の台風は8年ぶりだそうで、こういう年はデーター上は梅雨明けが早いそうです!(*'∀'人)ワォ☆
※ 台風4号、予報よりズレて新潟は被害が少なかったようで・・・
「そうそう当たるものではない」
ってかー!(爆
いやホント。噺家になれるんじゃ?w
自分なら一言一言辞書引っ張りながらじゃないと、こんな長文書けませんw
忌み嫌う台風、でもその通り!
通り過ぎるたびに季節の変わり目がやってきますよね!
もう少しの辛抱でしょうか^^
ちなみにこの時期の台風は8年ぶりだそうで、こういう年はデーター上は梅雨明けが早いそうです!(*'∀'人)ワォ☆
※ 台風4号、予報よりズレて新潟は被害が少なかったようで・・・
「そうそう当たるものではない」
ってかー!(爆
Posted by ぽん at 2012年06月20日 21:37
ぽんさんへ
こんにちは( ^ ^ )/
お気に召していただいたようで(^^♪
まぁ、お得意の妄想なんですけどね~www
>ちなみにこの時期の台風は8年ぶりだそうで、こういう年はデーター上は梅雨明けが早いそうです!(*'∀'人)ワォ☆
ぽんさんこそ物知りじゃないですか~!!
新潟は何時頃に明けますか?w
関東地域「俺を踏み台にしたぁ~?!」
の精神です(爆
こんにちは( ^ ^ )/
お気に召していただいたようで(^^♪
まぁ、お得意の妄想なんですけどね~www
>ちなみにこの時期の台風は8年ぶりだそうで、こういう年はデーター上は梅雨明けが早いそうです!(*'∀'人)ワォ☆
ぽんさんこそ物知りじゃないですか~!!
新潟は何時頃に明けますか?w
関東地域「俺を踏み台にしたぁ~?!」
の精神です(爆
Posted by シャムきち at 2012年06月20日 21:49
前置き長すぎ~~~!!
昨日の台風は雨が凄かった~
今日も1日風が強かったが今気付いたら風も無くなってました。
とり合えず台風は休みの日じゃなく非番の日に来てくれたんで助かりました。
休日、台風なんてもっぱら御免だわ~~
昨日の台風は雨が凄かった~
今日も1日風が強かったが今気付いたら風も無くなってました。
とり合えず台風は休みの日じゃなく非番の日に来てくれたんで助かりました。
休日、台風なんてもっぱら御免だわ~~
Posted by クレズ
at 2012年06月20日 21:59

クレズさんへ
こんにちは( ^ ^ )/
だって書く事ないんだモン!!(爆
しかも時事ネタなので無理矢理ぶち込んでみました(≧∇≦)
そちらは凄かったみたいですね~。
どっかの動物園では赤松の木が倒れてリスの檻に直撃!!
そしてリス30匹が脱走w なんてニュースやってましたよ。
休みの日に台風は考えたくもないですね(;^ω^)
こんにちは( ^ ^ )/
だって書く事ないんだモン!!(爆
しかも時事ネタなので無理矢理ぶち込んでみました(≧∇≦)
そちらは凄かったみたいですね~。
どっかの動物園では赤松の木が倒れてリスの檻に直撃!!
そしてリス30匹が脱走w なんてニュースやってましたよ。
休みの日に台風は考えたくもないですね(;^ω^)
Posted by シャムきち at 2012年06月21日 19:10
まるで筒井康隆の小説のような
スラップスティッキーな展開ですね。
なんだか高校の頃に戻って
筒井康隆を読んでいるかのような錯覚に捕らわれました。
おかみさんは巨乳で顔は宮崎あおいちゃん似という設定でお願いします!
スラップスティッキーな展開ですね。
なんだか高校の頃に戻って
筒井康隆を読んでいるかのような錯覚に捕らわれました。
おかみさんは巨乳で顔は宮崎あおいちゃん似という設定でお願いします!
Posted by ななパパ at 2012年06月22日 00:12
ななパパさんへ
こんにちは( ^ ^ )/
始めに「怖いのは女房」そして最後に「これも幸せ」と少し辻褄が合わない感じですが、『文句を言われている&言っている内はお互い思いあっている』という意味も込めてあります。
まぁ、後付けなんですけどね(笑)
でもでも、褒めすぎですよ~(汗
>おかみさんは巨乳で顔は宮崎あおいちゃん似という設定でお願いします!
その設定だと熊さんはかなり幸せ者ですね(爆
こんにちは( ^ ^ )/
始めに「怖いのは女房」そして最後に「これも幸せ」と少し辻褄が合わない感じですが、『文句を言われている&言っている内はお互い思いあっている』という意味も込めてあります。
まぁ、後付けなんですけどね(笑)
でもでも、褒めすぎですよ~(汗
>おかみさんは巨乳で顔は宮崎あおいちゃん似という設定でお願いします!
その設定だと熊さんはかなり幸せ者ですね(爆
Posted by シャムきち at 2012年06月22日 17:34